一人親方は、現場の後に「もう一つの仕事」がある
一人親方や少人数の工務店では、現場を知る人が、そのまま営業、見積、材料手配、請求まで担当することが少なくありません。
昼間は現場へ出て、夕方から写真を整理し、仕入価格を確認し、見積書を作る。受注すれば必要な材料数を計算し、仕入先ごとに発注する。工事が終われば請求書を作り、売上と経費を確認する。どれも必要な仕事ですが、情報が紙、表計算、写真、メールへ分かれるほど、転記と確認に時間がかかります。
Rain Fieldは、この事務作業を単に電子化するのではなく、前の作業で入力した情報を次の作業へつなげるために開発しています。
案件から請求まで、Rain Fieldでつながる流れ
たとえば見積書に185㎡の施工数量を入力すると、登録済みの「1缶で施工できる面積」「ロス率」「最低発注数」「注文単位」を使い、必要な缶数を切り上げ計算します。その結果を、材料の仕入先ごとの発注書へ分けます。
金額や数量の最終確認は人が行いながら、同じ情報を何度も入力する作業を減らします。
見積の内容を、発注と請求へ引き継ぐ
見積単価マスタには、材料原価に掛け率を加えた単価のほか、工数、施工費、外注費、運搬費、諸経費を登録できます。案件の見積書では、登録した項目を選び、数量を入力して金額を計算します。
材料と関連付けた見積項目は発注書へ引き継がれ、必要量と発注数を計算します。工事完了後は見積明細を請求書へ再利用できるため、「見積を見ながら請求書へ同じ内容を入力し直す」作業を減らせます。
現場メモから、AI報告書と見積候補へ
案件には現場写真と写真メモ、現場メモを登録できます。Rain FieldのAI報告書は、それらの情報から報告文を作成します。見積項目の提案では、現場メモやAI報告書を参考に、登録済みの見積単価マスタから候補を追加します。
AIが単価を勝手に変更する設計ではありません。候補を出した後に、担当者が数量、不要な項目、現場で確認した事実との違いを確認します。写真画像そのものは、現在のAI報告書ではAIへ送信せず、写真カテゴリとメモを参照します。
取扱説明書が完成し、相談Botから質問できるようになった
今回、全27ページの「Rain Field 工務店向け業務管理システム 取扱説明書」を作成しました。案件登録から材料のExcel・CSV取込、価格履歴、見積単価、発注数の計算、請求書、売上・利益管理、エラー対処までをまとめています。
さらに説明書の内容をRain AI Project公式サイトの相談Botへ知識として追加しました。画面右下のBotへ「Rain Fieldで見積書を作る方法」「材料の発注数はどう計算する?」「データはどこに保存される?」などと質問すると、説明書の該当内容を基に回答します。
取扱説明書: Rain Field 取扱説明書 2026年7月版(PDF)
完成した部分と、まだ完成していない部分
今回完成したのは、工務店業務をつなぐ中核機能と、その操作を説明する取扱説明書です。一方、一般のお客様へ製品を紹介し、申し込みや導入へ案内するフロントページはまだ制作途中です。
案件・材料・写真などのデータは利用中のブラウザ内に保存されます。別のパソコンや別ブラウザとは共有されず、ブラウザのサイトデータを削除すると失われる場合があります。本格運用に向けては、データベース、ログイン、バックアップ、複数端末対応などを整える必要があります。
また、AI報告書や自動生成書類は、担当者が内容を確認する前提です。現在の段階で「導入すれば必ず何時間削減できる」といった実績値はまだありません。今後、一人親方や小規模工務店の実際の業務で試し、どの作業がどれだけ減るのかを測定していきます。
一人親方が、現場の仕事へ戻れる仕組みにする
Rain Fieldの目的は、大きな会社向けの管理システムを小さく作り直すことではありません。
現場を知っている本人が、夜に何度も同じ情報を入力し直さなくてよいこと。材料の注文数を電卓でやり直さなくてよいこと。見積から発注、請求までのつながりを見失わないこと。一人親方や小規模工務店の実際の流れから、必要な機能を組み立てています。
フロントページの完成と実地検証が進んだ段階で、導入方法、対象業種、料金、今後の機能を改めて公開します。
Rain FieldについてBotに質問できます
取扱説明書の内容を基に、機能、操作方法、現在の制限をご案内します。正式な導入相談や仕様確認は、人が引き継ぎます。
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